東南アジアでの生活と仕事
私が海外で働きたいと夢見ていたことを知っている人達には「具体的にどうやってアジアで生計を立てているのか」と聞かれます。
今日はそれに一応の答えを示せると思います。
今現在の職業についての詳細をここで述べるつもりはありません。でも、今の生活を築くために学んだことや必要なこと、およその収入と生活費、将来への展望(あるいは何が足りないか)などは分かってもらえると思います。そして、何週間かかかってしまうけれど、同じ様にこのアジアの地で暮らすにはどうしたら良いかお伝えするつもりです。
私がバンコクに来た時、これから何が起こるか全く想像もつきませんでした。Tropcal MBAの発想は魅力的に感じたけれど、巨大詐欺かもしれないなんて思いました。自分が何を期待されていたのかも分からないし…ちょっと話がそれました。
要するに、私はここに来てTropical MBAが詐欺集団ではないことが分かったし、すぐに(良い意味で)沸騰間近にある商品開発企業のトップポジションに就くことができました。最初の3週間はほとんど仕事をしなかったことも驚きでした。仕事に就いた時点で心の準備は出来ていたし、明らかに私にできることはあったのに、職場の人達はあまり気にする様子はありませんでした。
では何に関心があったのかというと、一緒に時間を過ごすことです。
一緒にビールを飲んで、お互いを知ることだったんです。ちょっと変に思うかもしれないけれど、実はそうでもありません。
私がライフスタイル・ビジネスから学んだ事があるとすれば、人間関係が何よりも大切だということです。
もし、ダンやイアンと上手くやっていなかったら、同じ目標を持てなかったし、長期にわたって一緒に仕事をすることも想像できなかったし、仕事をしても何の意味もなかったでしょう。仕事はいつだってすることはできます。仕事のスキルや経験は、それなりに知識のある人間ならどうにかなります。
でも人間関係は教えてもらうようなことでもないし、強制もできません。仲良くやっていくか、その逆かです。
ということで、最初の数週間の彼らの最大の関心事は、一緒に働いていけるかを確認することでした。そこまでは嬉しい以外のなにものでもなかったです。ビジネス、ライフスタイルの両面で同じ考えを持つチームの一員になれたことはまれだし、自分はなんてラッキーなんだと思いました。
もちろんこれは個人企業家やアフィリエートトマーケターなら話は別ですが、世間一般並みの仕事をするなら、どんな状況でも人間関係の重要性を過小評価してはいけません。
そんな訳で、仕事の本腰を入れて取り掛かることになったのは2月になってからでした。チームがスタートポジションにつき、その後はというと…
ビーチでのんびり女の子や、飛行機で世界を飛び回るような生活の話をしていたところから、電子商品取引やドル―パルの内容、そしてプロジェクトマネージメントをマスターしながら週7日間労働する毎日となりました。
現在は、我々のサイトが途切れたりすることのないよう管理するために、フィリピンのディベロッパーやデザイナーチームの育成管理の手伝いをしています。彼らはこれまで一緒に働いてきた人の中でもかなり優秀なメンバーで、もし事業を営んでいてアウトソーシングを考えているなら、フィリピンがオススメです。欧米に引けを取らない能力を備え、費用も抑えられ、ほぼ全員流暢に英語を話すことができます。インドのバンガロールもマニラの相手ではないでしょう。
我々がフィリピン人のチームを採用する訳は、ほかの国のエンジニアより劇的に大きな開発力を低コストで提供してくれることが大きいです。
個人でアウトソーシングを考えている人にはソースコントロールはお勧めできません。
さて、稼ぎがどうなのか気になりますよね。信じられないくらいぜいたくに暮らしていると思うかもしれませんが、全然違います。ビジネスを展開するためのもう一つの主な要素は自己犠牲でしょう。我々の組織で他人のために働いて巨額の利益を得ることができたという人はいません。でも、だからこそ我々は仕事をするのです。お金が問題なのではありません。ライフスタイルや、お金はいつかそのうち手に入ると理解することが大切です。今の私の月収はおよそ1000ドル(約11万円)ほどです。この収入は、別のブロガ―のアフィリエートマネージャーとして得た収入と同様に、全てTropical MBAの仕事やアフィリエートの売上で得たものです。
明らかに欧米での標準的な収入ほど多くはありません。
けれども、自分の学生ローンや、家賃、桁はずれにかかるエアコン費用、友人と出かけたりすることを考えても、ひと月で1000ドルを超えることはほとんどありません。もちろん他の島へ行くような時は別ですが、それでも大した出費にはならないのです。そんな生活がアジアでなら限りなくただに近い費用でできるなんて夢のようです。正直なところ、今住んでいるところはバンコクでもかなり裕福なところです。
ここでの生活で一番と思えるのは仕事を仕事のように感じないところです。仕事に必要なスキルは今も学んでいるし、友人と思える仲間と働けるし、自分が本当に所有していると感じられるビジネスを起こす手助けをしています。
20分ほど前に目を覚まして、この数ヶ月私が手伝っていたサイトの1つが初めて売れました。これは現実だし、さらに大きくなっていくでしょう。
私はダンにここでの成功の目安は、最終的にTropical MBAの第2シーズンまで残れるかだと話しました。それは万事上手く事が運んだポイントにいること、助けてくれる人がいること、学んだ知識をこれまでの当たり前の生活から抜け出したいと考えている誰かに伝えることができるということ。そのときまでまだまだ時間は掛かるけれど、可能性はあります。
これらの経験を通して、私はここでの生活のやり方について全くヒントのないところから、ここに到達するまでの豊富な知識を持つところまできたと感じています。これからの数ヶ月で私と同じところまでこられるよう、そのやり方を詳しくお教えするつもりです。でも同時に、もしもっと詳しく知りたいと思うことがあれば、必ず私にメッセージを送ってください。
アジアでの生活についてもっと知りたい、私がしてきたことに関するインタビューを聞きたいという人は、発展途上にあるアジアでの生活が欧米での生活を捨てさせる17の理由と、ライフスタイル・ビジネス・ポッドキャストのエピソード23をご覧ください。
また私ではなくて、アジアで生活している人のブログも参考になるので、ここで紹介しておきます。
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