東南アジアでの雇用
私の友人(トリシア)は、世界4大会計事務の一つであるアーンスト・アンド・ヤングと、プライスウォーターハウスクーパースの会計検査官として勤めていました。2010年の新入社員募集の前のことです。彼女は今、シンガポールのオフィスを拠点とする東南アジア地域で人事部長として、この地域でロバート・ウォルターズ社への人材派遣を行っています。
「現在はシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど東南アジア一帯のロバート・ウォルターズ社内での人材発掘を行っています。というのは、リクルーターをリクルートしているのです!つまり私の仕事は主に、コミュニケーション能力が高く、人材発掘業務に邁進するエネルギーと情熱を持った候補者を見つけ適正評価を行うことです。
東南アジアでの人材雇用
東南アジアでは主に弁護士、会計士、マーケタ―などの業界専門家を採用する傾向にあります。業界専門家は、似た経歴をもつ上級クライアントやその候補者との関係をすばやく作り、繋がりを持つことができるので、我々の社員の大部分が各業界で採用されています。通常、営業スキルに長けていて、積極的なアプローチが得意で、チームでうまく働くことのできる人材を探しています。仕事を成功させるための準備を怠らず、また拒絶されることも仕事のうちと割り切るこができなければなりません。メンタルの強さが鍵でしょう。
雇用の範囲
シンガポールとマレーシアは共に成熟しており、猛スピードで変動する、競争力の高い市場であるといえます。確実な雇用を保証するならスピードが重要です。どちらもかなりの国際都市で、言語や文化的観点から見ると、アジアでは非常に融合し易い市場です。インドネシアやベトナム、フィリピン、タイなどは対称的で、まだ市場は若く、これから成長する可能性が大いにあります。シンガポールやマレーシアに対して、この巨大な市場は、競争力は低く、現在大きく成長中です。
もしあなたがリクルーターならこの成長の波に乗り、かなり稼げる非常に良いチャンスです。このため、我々はこの地域に移り住もうかという海外の投資家からの投資を多く得ています。シンガポールではFCFについて考慮しなければなりません。これは政府の試みで、外国人を雇う前にシンガポール国民の全雇用の機会均等を検討するよう雇用者に求めるものです。
ロバート・ウォルターズに働きに東南アジアまで来るとしたらその理由は?
ロバート・ウォルターズは人材雇用の実績を示してきました。そして、我々が得た多くの賞は我々のビジネスの強さの証と言えるでしょう。また、アジアや世界の巨大ブランドが顧客であるという幸運にも恵まれています。国際間人事異動は我々のビジネスの大部分を占めており、社員が海外で働きたいと願うなら、社としてサポートしてあげたいと思います。社員への社内での昇進や、長期的、国際的キャリアの提供も熱心に行っています。我々の上級マネジメントチームの大部分は コンサルタントとしてロバート・ウォルターズに加わっており、社内の上層部でも働いています。報酬形態は、チームプロフィットシェアリングを採用しており、ロバート・ウォルターズの「DNA」の多くを占める強いチーム精神を作り上げています。
社風
私はシンガポールのオフィスに勤めています。そこの雰囲気はダイナミックで動きが早く、楽しいです。社員はみんな社交的で、金曜日の夜には飲みに出かけたりします。そうすることで、自分のチーム以外の人とも繋がりを持つ機会が得られ、人間関係の構築にも役立ちます。チキンライスなどの伝統的なシンガポール料理を食べるために、社内に露店の業者を呼ぶなど、色々と楽しくやっています。東南アジア全体を通して、楽しむことが重要視されています。それはまたビジネスの重要な価値基準の一つでもあります。
人材雇用を考えている人がいたらどのようなアドバイスをするか。
人材派遣業界についてよく調べ、自分の会社の価値基準に合う財務基盤がしっかりした企業を選びましょう。この仕事はとてもやりがいのある職種ですが、最終的には営業重視の仕事でもあるので、現実的な視点を持つことが必要です。